第17更新 おまじないクッキー食レポ🍪

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はいどうも!! CANDLE RYOZENの霊山珠緒です!」
「今日はですね! 柊鬼商店街にある安眠グッズ専門店のね!
 『ゆめYUME』さんで購入した『おまじないクッキー』!!
 こちらの! 食レポを! してみたいと思います!!」
「今回買ったのはココア味。まずは一口! いただきまーす」


*サクッ*
*もぐもぐ……*



「……。」
「……うん!」
歯応えがいい! まろやかで舌触りもよく優しい香り!
 焼き菓子〜って感じ!」
「この、馴染みの土地に帰ってきたみたいな安心感ね、いいよね。
 まあカントリークッキーってアメリカ生まれらしいから俺には馴染みないんだけど!」
「とにかくクッキー欲を満たしてくれますねえ~。めちゃうまじゃない?」
※感想には個人差があります。
「正直言ってオススメです!
 ア~おやつにクッキー食べたいなア……
 ついでに安眠グッズとか探して癒されたいなア~~~……

 そんな時は『ゆめYUME』さん! 是非是非行ってみてねえ!」




 安眠グッズ専門店『ゆめYUME』。
 そこで売られる『おまじないクッキー』は、珠緒には普通のカントリークッキーに思える。
 けれど珠緒がこれを購入した折、接客した少女はひとたび口にした。
 今日は火の夢が見れる、と。
 それは焚火かもしれないし、提灯かもしれないし、蝋燭かもしれない。小さいのに大きくなる、火の夢。

 確信めいて言う少女の言葉には、どこか信憑性が感じられた。彼女も異界探索に赴く人物であるから、本当におまじないであるのかもしれない。
 クッキー、もしくは彼女の。
 
 小さいのに大きくなる火の夢。それは、珠緒には少し怖いように思えた。
 しかし悪夢は不安から、不安は抱える問題や休息の不足から。少女にもたくさん睡眠を取るよう推奨されている。
 きっと十分な睡眠を取れば、睡眠専門店のおまじないも良い方に作用する。
 異界探索に支障を来すのも良くないから、珠緒は早めに寝ることにした。
 好奇心が半分、不安が半分。珠緒は夢に想いを馳せて眠りにつく。


 その夜、珠緒が見たのは。
 水面に佇む七色の炎だった。
 
 
 ※デフォルメアイコン制作:ぎぃ。様